【魔法のレシピ #012】『ピンキー・カウント』 – ひとつ上のレベルを目指す!ダブル・リフト最良のゲットレディと上級技法習得の唯一の方法について♠

はいどうもsobogaです。
今回は「ピンキー・カウント」の解説です。

個人的には「ダブル・リフト」をするときのブレイクを取る方法として最良の技法だと思っています。なにせ、プッシュオフが必要なく、片手で最小の動きでブレイクを取ることができるし、プッシュオフでは困難な3枚以上のブレイクも作ることができますからね。

この解説では、小指でカウントする方法と、そこから小指のブレイクに移す方法を詳細に説明します。

ピンキー・カウントは地味だけど超強力な技法として有名ですし、超難しい技法としても有名ですね。

「Trick Library」では「カウント」「ブレイク」の2つのカテゴリに分類しています。難易度は[上級]です。

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ピンキー・カウントは名前のとおり小指でのカウントです。
ざっくりいうと、親指で枚数を数える「サム・カウント」を小指に置き換えたものと考えればイメージしやすいかと思います。

小指でカウントするためにはそれ以外の指との連携が必要になるので、各指の動きや位置など細かく分割して解説していきます。具体的には「開始のグリップ」→「デックをビベルさせる」→「カウントのための予備動作」→「カウント」と4段階に分けて説明したあと、そこから「ピンキー・ブレイク」への移行方法を解説します。

動画の後半では、「ピンキー・カウント」のような難易度の高い上級スキルを習得するための効率の良い練習方法なんかの話もしているので、最後まで見ていってください。

それでは解説をどうぞ。

ピンキー・カウントのやり方

開始のグリップ

通常時のディーリング・ポジションと比べて若干深めにグリップをします。
もちろん指の長さにもよりますが、中指と薬指は第一関節より上がデックに掛かるくらい。親指は第一関節の内側サイドがコーナーに掛かるくらいです。

そして、各指の位置ですが、親指はさっきも言ったとおり観客側左コーナーですね。
人差し指は指先が観客側右コーナーに触れています。
中指は右サイドのちょうど真ん中あたりで、薬指はその隣の自然な場所。
主役の小指は手前右コーナー付近です。バイシクルを使っているなら、天使の顔のあたりかそれよりもコーナー寄りがやりやすいでしょう。

デックをビベルさせる

「デックをビベルさせる」。一般の人が聞いたら何言ってるかわからないでしょうけど、「ビベル(bevel)」は普通の英単語です。「傾斜」とか「斜角」って意味で、カードマジックにおいてはデックに角度を付けて持つことをいいます。
デックをエンド側から見たときに、デックの形が長方形ではなく平行四辺形に見えるのが特徴です。

右方向でも左方向でもどちらもビベルですが、個人的には親指を中心に考えたときに、押し出して作った傾斜を「押しビベル」、逆に引いて作った傾斜を「引きビベル」って呼んでます。
ピンキー・カウントのときは「引きビベル」ですね。

ビベルを作る理由は、お札を数えるときなんかと同じです。束になった紙を数えるときは必ずこうしますよね?これがビベルです。

それとまったく同じ理由で、ピンキー・カウントのときもしっかりとビベルを作って数えやすくします。ていうかこれ、これです。束に傾斜を付けて、崩れないようにしっかり押さえて、弾きやすいように全体をしならせて、傾斜部分を指先で弾いて数えるっていうこの動きを、片手で小指でやるのがピンキー・カウントです。

カウントのための予備動作

それでは各指の動きと役割を見ていきながら、カウントのための予備動作に入ります。

親指

親指の役割は2つ。デックが崩れないように押さえる役割と、デック全体をしならせて数えやすくする役割

親指の動きは、指が当たっているコーナー部を下方向に押してデック全体をしならせます。
てこの原理でいえば、人差し指の付け根のボトムが当たっているところが支点、力を加える親指が力点、そして対角にあるコーナーが作用点ですね。対角には3本の指があるため浮き上がらずにデック全体がしなる結果になります。

人差し指

人差し指の役割はデック全体の崩れを抑えることですが、積極的に働くというよりは指が当たっている結果そうなっているという感じです。
実際のところ人差し指がデックに当たっていなくても技法自体は成立します。

動きとしては「開始のグリップ」から特に動きません。
逆にいえば、人差し指が伸びてしまったり、無駄に握りが強くなってしまっている場合は不必要な力みが発生している証拠です。

中指

中指はかなり重要で、役割は3つあります。
デックの崩れを抑えるのがひとつ、さっきのてこの言い方をすれば作用点を押さえてしなりを維持するのがひとつ、それと同時にカウント時の作用点の跳ね上がりを小さく抑える役目の3つです。作用点の跳ね上がりについてはこの後さらに詳しく解説します。

予備動作としての目に見える動きは特にありませんが、作用点を押さえてしなりを維持する指はほぼ中指だけという状態になるので注意が必要です。

薬指

もしかしたら薬指が一番難しいかもしれません。
作用点の跳ね上がりを抑える役割に特化します。

予備動作としては、握りの力を抜いて、指の腹がトップカードの右サイドのエッジに触れているか触れていないか(触れているんですけどね)それくらいの力加減でトップカードに添えるという動きをします。

役割で話したとおり、カウントしたときに手前コーナーが大きく跳ね上がらないようにしているんですが、中指と違って薬指がしっかり押さえてしまうとだいぶカウントしづらくなってしまいます。
カウントの邪魔はせず、でも跳ね上がりは抑えるという絶妙な力加減が必要です。

どうしても上手くいかない場合は薬指は使わないという選択肢もありかと思います。その場合は、薬指をデックから完全に浮かせてしまいましょう。その際には中指に添える形にすれば見た目も安定します。

実際、薬指がなしとありの比較はこんな感じ。

左が薬指なし、右が薬指ありです。

どうですかね?これをこだわるかどうかはこれを見ているあなた次第ですが、安定して実行できて、しかも客前でちゃんと使えるようになるまでにはかなりの練習期間が必要になるので、それなりの覚悟がいるかも知れません。

小指

この技法の主役ですね。ここまで説明したとおり、他の指が支えてくれるからこそ輝ける主役なんですけどね。

役割は傾斜させた手前右コーナーを弾いてカウントすること。
さっきまでのてこの原理の言い方に言い換えると、「作用点の抑えを開放して、作用点を跳ね上がらせる」になりますね。

肝心な予備動作ですが、1枚ずつ弾くのに最も適した位置取りをすることが小指の予備動作になります。

実際の動きはこんな感じ。

指の腹では1枚ずつ弾くような細かい動きはできないので、指先の極先端(そんな言葉があるか知らないですが)、カード1枚の引っ掛かりを感じ取れる部分をトップカードのエッジぎりぎりに当てます。

これでピンキー・カウントの準備が整いました。
実際には、通常のディーリング・ポジションから予備動作が完了するまで1秒〜2秒くらいです。動きを一つひとつ分割して説明しましたが、実際の動きでは「親指をセットして→人差し指をセットして・・・」とやっていくわけではなく、すべての指がほぼ同時に動いていってスムーズに予備動作が完了します。

カウント

さて、ようやくカウントの解説です。
ここで動くのは小指のみで、絶妙な力加減と微妙な動きで手前右コーナーを弾いて1枚ずつカウントします。

感覚的には力を抜くっていうのもちょっと違うし、動かすといっても見てわかるほどの動きもありません。

カード1枚の厚みはバイシクルなら0.3mm以下なので、目で見てわかるほど小指を動かしてしまったら数枚が一気に弾かれてしまって、とても1枚ずつのカウントなんてできません。

実際の動きを説明します。

傾斜に沿っている小指を真下の方向に圧力をかけます。このときに、予備動作が適切に完了しているならば、小指の先端の極小さな面積だけがトップカードに引っ掛かっているという状態なはずで、その引っ掛かりの力を圧力が上回った瞬間に力が開放されて1枚のみが跳ね上がります。中指と薬指があるので実際には跳ね上がりませんけど。

中指、薬指がなければこれくらい跳ね上がります。

これがカウントのやり方です。
現実的な枚数として3枚か4枚くらいまでは小指の位置をほぼ動かさずにカウントできると思います。

5枚以上となると傾斜に沿って少しずつ小指をズラしていく必要がありますが、その動きもかなり絶妙で微妙なものなので、小指の圧力をかけつつジリジリとズラしていく感覚とそれによって1枚ずつ弾かれていく感覚を磨くためはそれ相応の反復練習が必要になるかと思います。

ピンキー・ブレイクへの移行

2枚とか、3枚とか、目的の枚数をカウントできたら、今度はそれを小指のブレイクに移しましょう。
このブレイクへの移行で、いろんな指がバタバタしちゃうマジシャンをたまに見かけますが、そうはならない最小の動きでブレイクへ移す方法を解説します。

まず、全体の動きをお見せするとこうです。見た目に分かりやすくするために少し大きめにブレイクを取っています。枚数は2枚です。

ゆっくり解説

ゆっくり動かしながら説明しますが、やることを先に言うと「薬指でブレイク」→「ブレイクを小指に移す」→「中指をスライドさせると同時に親指を元に戻す」です。

カウントでできた隙間(つまりブレイクですけど)に薬指を当てて、薬指のブレイクを作ります。

ここまでの解説どおりであれば、すでに薬指は右サイドのエッジに当たっているかすぐそばにあるので動きはほとんどありません。軽く左方向に圧力をかけるだけで薬指ブレイクは完成します。
この薬指ブレイクが取れた時点でデック全体を湾曲させていた力は必要なくなります。手全体の力を抜いてしまって大丈夫です。というよりはここでしっかり脱力してください。

しっかり脱力できたら、小指をちょこっと動かしてブレイクを小指に移します。できる限り最小の動きを目指しましょう。

無事にブレイクを小指に移せたら、中指と親指を元の位置に戻します。

中指は、観客側右コーナーが浮かないように気を付けつつ、デックから指を離すことなくスッとスライドさせます。
親指もデックに触れたままさりげなく元の位置に戻します。

ここまでほとんど話題に上がらなかった人差し指については「何もしない」をし続けてください。

実際には、デックの崩れを抑えたり、観客側右コーナーが浮かないように働いてはいるんですが、一切動かずにそこにある結果の働きという説明が正しいかもしれません。とにかく人差し指はほとんど動きません。ちょっとでもデックから指が浮いたりしたらアウトです。

ブレイク完了時には元通り

さてさて、これでピンキー・カウントからピンキー・ブレイクに繋いだわけですが、ブレイクを取り終えた時点ですべての指が通常のディーリング・ポジションに戻っているのが正解です。

もしブレイク完了時の手の形がいつものディーリング・ポジションと違っていたら、それはどこかで何かをミスしているってことです。「開始のグリップ」までさかのぼって動きを一つひとつチェックしてみてください。

手首の角度にも目を向けよう

ここまでは、カウントからブレイクまでの手の動きに注目した解説ですが、これらシークレット・ムーブ中の手首の角度も重要です。
『グリップ/ポジション(デックの持ち方)』の解説で詳しく説明しましたが、正しいディーリング・ポジションの角度は水平ではなく右サイドが下に傾きます。

今回解説したピンキー・カウントは、手前右コーナーの跳ね上がりを極力抑えたやり方ですが、それでも特に1枚目は注視していれば分かる程度には動きます。

水平状態では、手前右コーナーが大きく観客の目に入ってしまうので、「開始のグリップ」に入る前からしっかりと角度を付けて手前右コーナーの目に映る面積を小さくしてください。

しゃべりながら手元を見ずに行う

最後にもうひとつ重要なポイントを。
ピンキー・カウントに限らず、何らかのシークレット・ムーブをするときには、身体全体の動きを止めず(ジェスチャーをしながらってことです)、何かセリフを言いながら、一切手元は見ずに行ってください。

特にピンキー・カウントでは、目的の枚数が気になって手元を見がちなので、意識して観客の目などを見ながら、しゃべりながらやりましょう。

「ピンキー・カウントが難しいのは筋力が足りないから」はウソ

はい、だいぶ細かく分割して解説してきましたが、「ピンキー・カウント」は小指だけの技法ではなく各指の連携がめちゃくちゃ大事だってことを伝えたかったからです。

ピンキー・カウントは小指の筋肉や筋力の話題になりがちです。
上手くなるために小指の筋力を鍛える話とか、ピンキー・カウントの習得に時間がかかる理由は小指の筋肉が成長するのには時間がかかるから、といったことが言われることがありますが、それらはまったくの間違いです。ピンキー・カウントには日常生活以上の筋力は必要ありません。

ピンキー・カウントが難しい本当の理由は、それに関わる手全体の動作が日常生活で行う手の動きとはかけ離れたものだからです。

これまでも、おそらく多くの挫折者を生み出している技法だと思いますが、その挫折レベルはギターのFコードに近いかもしれませんね。ギターを触ったことがない人にはまったくわからない例えで申し訳ありませんが。

「コツ」の正体

こういう技能系の話の結論は「コツである」ってことになっちゃうんですが、たとえば、指を開いたり何かをつかむといった何気ない日常動作でさえコツが必要で、その背景には、脳と脊髄の中枢神経、末梢神経、筋肉といった、いわゆる「脳神経系」の複雑な相互作用と正常なバランスが保たれていることが必要なわけです。コツってやつの正体を因数分解するとそういうことですね。

「カラダで覚える」って言い方もしますが、運動技能も一種の記憶で、それを記憶しているのは実際には筋肉ではなく脳だってことです。「運動技能」というよりは「運動記憶」かもしれませんね。

で、その「運動記憶」を強固なものにするには反復練習しかありません。
特定の動きを繰り返すことで、脳神経系が動きを記憶して、考えなくても滑らかで協調した動きができるようになります。

デックをつかむ各指の位置、各指の相互作用、力のバランス、動きのスピードなどの「動作の最適化」を脳がしてくれるので、あきらめずに繰り返し練習することが大事です。

練習の「コツ」

時間より期間

「運動記憶」の話のついでに練習のコツもお伝えしておきます。
スキル習得と聞くと、とにかく長時間がむしゃらに打ち込むというイメージを持ちがちですが、最近の「脳」の研究ではそれは効率的ではないとされているみたいです。

勉強なんかの何らかの知識を覚える記憶には、とりあえず覚えるけどすぐに忘れてしまう「短期記憶」と、覚えるまでは時間がかかるけど忘れにくい「長期記憶」があることをご存知の方も多いと思います。そしてなんと「運動学習の記憶」についても同じことが言えることが2011年くらいに脳科学の研究によって明らかにされています。

たまにやる長時間の練習を「集中学習」といいますが、それをしても短期記憶にしか残らずすぐに忘れてしまうので時間の無駄になってしまいます。
1回の練習は60分とか短い時間でいいので、それを毎日繰り返すことで長期記憶として、いわゆる「カラダが覚えた」状態ができあがります。

さらにいうと、同じ60分でもぶっ通しの60分よりも、間に適度な休憩をはさんだ「分散学習」のほうが効果が高いことがわかっています。たとえば「15分練習→15分休憩→15分練習・・・」を繰り返すようなやり方です。まあ、今のやり方だと60分の練習をするためには、インターバルの時間も含めて、実際には1時間45分が必要になるんですけどね。

とまあ、脳はこんな働きをするので、たとえば習得に1日1時間で2週間かかるスキルがあったとして(トータル14時間ですね)、じゃあその練習を14時間ぶっ通しでやったら1日で習得できるかといったら、それはなかなか難しい話だってことです。

つまり、時間がかかるというよりは、ある程度の期間が必要だということを受け入れないといけないようですね。

人に説明できるくらい動きを理解する

これも大事ですね。一部の天才を除いて「これをグッとやって、ここでパッとやる」ではダメだってことです。

各指の動き、その動きをする理由、などなどを他人に説明できるレベルまで言語化して理解していないと、なかなか上達に結びつきません。

かの天才、アイン・シュタインも『6歳児に説明できなければ、理解しているとは言えない』って言ってましたよ。

ピンキー・カウントの練習方法

最後に、かつて僕がやっていたピンキー・カウントの具体的な練習方法を紹介して終わります。

ただ、今から紹介するやり方じゃなきゃ絶対ダメなんてことはぜんぜんなくて、あくまでも参考だと思っていただきたいですね。そのうえで自分なりの練習方法を編み出してもらえればいいのかなと思います。

では、ピンキー・カウントの練習方法の一例を。

まあこれ、ピンキー・カウントに限らず、いろんな技法の練習に応用が効くやり方です。
自分が何回くらい繰り返したのか把握はしたいけど、いちいち今何回かなんて数えるのは面倒なのでこんなやり方をします。

ピンキー・カウントでは、5枚くらいはスムーズにカウントできるようになりたいので5枚でいきます。

まず、5枚カウントしてブレイクまで持っていきます。

そうしたら、ちゃんと5枚取れたか確認してください。

で、1回目だけ、トップカードを表に返して、5枚をまとめてデックのボトムに戻してください。

これで1回です。

続けて2回目です。同じ様に5枚カウントしてブレイク。5枚を確認したら、今度はトップカードを表にしなくていいです。そのままボトムに戻しましょう。

あとは2回目と同じことを繰り返していくだけです。
枚数を確認してミスっていたらボトムには戻さず、トップに戻してやり直しです。

これを、1デック52枚か53枚(ジョーカー入り)でやれば、11回目で表のカードが帰ってきます。一巡を10回と考えれば、表が帰ってきた回が二巡目のスタートポイントですね。

表のカードをトップに移してボトムに戻しましょう。ここから二巡目です。

これを10分間続けましょう。
そして、『10分練習→5分休憩』を1セットと考えてください。

6セット繰り返せば、85分で「60分」分の効率的な分散学習ができることになります。

まあ、正直しんどいですよ。最初、技法のコツをつかむまでは、いろんなところに無駄な力が入っているので疲れるし、形ができてからはめちゃくちゃ飽きるし。

そんなときはいろいろと工夫してモチベーションを保ってください。
枚数を2枚とか3枚とかに変えてみるとかもいいでしょうし、10分間で何セットできるかタイムアタックみたいなことをしてもいいかもしれませんね。とはいえ、スピードよりも正確性とスムーズさのほうが優先されるべきだとは思いますが、途中で飽きて練習を止めちゃうよりはぜんぜんいいかと思います。

まとめ

以上、ピンキー・カウントの解説でした。
あらゆる技法の中でも、コツをつかみづらい、トップレベルに難しい技法ですが、マスターすればこれ一つでマジックのレベルを数段上げてくれる素晴らしい技法です。

習得するまでにはある程度は時間がかかるものと思って、「そのうちできるようになればいい」くらいの気持ちで、でも諦めずに取り組んでみてくださいね。

sobogaの蛇足

解説の中で、「しゃべりながら手元を見ずに行う」ってことに軽く触れましたが、実は、実際の演技ではこれ、これっていうのはミスディレクションのことですが、これが最も重要なことです。

手元を凝視されてもバレないくらいに技術を高めるのはもちろん重要だけど、そもそも実際の現場でシークレット・ムーブを凝視させるようなシチュエーションがあること自体がナンセンスな話です。

ピンキー・カウントに限らず、どんなシークレット・ムーブを行うにしても適切なミスディレクションをかけるのが当たり前で、完璧な技術止まりでは「うわあ!上手いねぇ!」ってレベルです。
マジシャンにとって「上手いね」って感想が一番の屈辱ですからね。完璧な技術+適切なミスディレクションで「本物の魔法」に近づくのではないかと思います。

あらためて、ではまた。

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