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はいどうもsobogaです。
今回は小技の紹介で、 「デックフリップ」 の解説です。
YouTube動画の冒頭のパフォーマンスではクルクル、クルクル回転させていますが、あれは印象付けるために撮った映像なので、普通はああいった使い方はしませんけどね。まあ、あんな感じで自由自在にクルクルできるくらい技法を手に馴染ませておけば、頭で考えることなく、さりげなくサラッと使えるようになります。
Trick Libraryでは、「技法」 の 「その他」 と 「フラリッシュ」 のカテゴリに分類しています。難易度は [初級〜中級] です。
便宜上、中級も含めているだけで、限りなく中級寄りの初級です。ちょっと練習すればできるようになるくらいの簡単さです。
それでは解説です。
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デックフリップのやり方
では、さっそくやり方の解説です。
とりあえず半回転で説明します。
使う指
デック回転時に使うのは、親指・人差し指・小指の3本です。
中指と薬指は使いません。
各指の位置と力の方向
人差し指:曲げた指先(第一関節から爪の先までの平らな部分)をボトムに押し当てて、上方向に力を加えます。
親指:左サイドに引っ掛けて下方向に力を加えます。
小指:右サイドに引っ掛けて、親指同様に下方向に力を加えます。
人差し指は、指を伸ばそうと、下から上へ力を加えていて両サイドに引っ掛けた親指と小指で抑え込んでいる状態です。
親指と小指の縦位置に対してのこだわりはありません。ディーリングポジションから自然に引っ掛けられる位置に引っ掛けています。実際のところ、コツさえつかんでしまえば、コーナー寄りだろうが真ん中付近だろうが問題なく同じように回転させることができるようになると思います。
デックを回転させる
デックを内エンド側から見たときに反時計回りに回転させます。
3本の指の力の均衡が取れている状態から、小指を弾くように外せば、自動的に人差し指が伸びてデックの右サイドが跳ね上がります。
その動きを利用してデックを回転させるわけですが、小指がデックから外れるとほぼ同時にすべての指を開いて、どこもデックに触れていない状態を作れば、結構な勢いでデックが回転するかと思います。何も考えずにやると、自然と一回転くらいしちゃうんじゃないですかね。
込める力と弾く勢いを調整する
半回転に留めようとすると、思った以上に力も勢いも必要ありません。軽く握って、軽く弾かないと簡単に一回転してしまいます。どれくらいの力を込めてどれくらいの勢いで弾くとどれくらい回転するか、何度も繰り返してコツをつかむようにしてください。
一回転半以上させる場合のコツ
まあ、あの、実用性には疑問が残るし、HUNTER×HUNTERのゴンの父親、ジンのイボクリ自慢みたいなもので「ま 出来たとこであんま能力には影響しねーし ペン回しみてーなもんさ」くらいの手遊びですが、一応コツをお伝えしておきましょう。
一回転半以上させようと思うと、それだけ回転するための滞空時間が必要になるので上に放り投げたくなりますが投げるのはNGで、それだと技法が安定しなくなります。
じゃあどうするかというと、高い位置で回転を始めて、キャッチする手を低い位置に移動させて滞空時間を稼ぎます。タイミングと距離の感覚をつかめれば一回転半くらいは安定してできるようになると思います。
ま、一回転とか一回転半させたからなんだって話ですが、ウサメーン曰く「意味ねーから粋」らしいんでそういうもんです。
実用性
デックフリップの実用性を考えると、半回転くらいしか実用性はなさそうです。
デック全体を表返したり裏返したりする場面は多々あるので、そういうシーンで両手を使わずにサッとひっくり返せるのでかなり便利です。
例えばですが、デックからジョーカーを探し出して、その1枚だけをフェイスアップの状態でデックに戻す場面なんかにも使えますね。
今のようなハンドリングにも使えるし、おまじない的なジェスチャーとしても使えそうです。
例えば、トライアンフのクライマックスで、裏表バラバラに混ぜたデックが裏表揃う場面で、指をスナップすると同時にデックフリップをしてデックに動きを持たせる、みたいな使い方です。
おまじない的な使い方をするなら一回転とかも使えるのかな?どうでしょう?わからないですが、観客の反応を見ながら試してみるのもいいかもしれません。
まとめ
以上、デックフリップのやり方と実用方法の解説でした。
フラリッシュ要素の強い技ですが、上手に使えばテクニカルさを主張しすぎないものなので、ちょっとした演技のアクセント付けにちょうどいいかと思います。技術的にも簡単なのでぜひ練習してみてください。
また、今時点で魔法のレシピで解説しているフラリッシュ的な技法のリンクを、この記事の最後に関連記事として載せておくので、そちらも併せて見ていただくといいかもしれません。ぜひチェックしてみてください。
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